花彩喜

花彩喜

小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶 小さなブルーの花瓶

小さなブルーの花瓶

大鳥居駅からのんびり歩いて10分ほどのところに住んでいる、ちかさん。 帰り道にふらっと立ち寄って、その日の気分でお気に入りの1本を見つける。 日常に花のある暮らしを楽しんでいる、そんな素敵なお客さんだ。 僕も同じように日常に花を添えたり、可愛がったりしているから、そういう人に出会うとうれしくなる。 最近では2人目のお子さんが産まれて、忙しくしているみたい。 今日は久しぶりに顔を出してくれた。 嬉しい。

「新しい花瓶を買ったんです。店主さんに選んでもらおうと思って。」そう言って彼女が取り出したのは、可愛らしい小さなブルーの花瓶。 ブルーの花瓶か。。。 オレンジのダリアなんかどうかな。 お洒落でかわいいだろう。 同色系の青はもちろん似合うだろうな。 青は青でも、少し個性的な方が彼女らしいかな。 ああでもない、こうでもない、と考えを巡らせる。 最後は「ん~。主人の好きな色が青だから、青で!」と、彼女はちょっと照れ臭そうに選んでくれた。

花瓶に合わせて、長くもなく短くもない、ちょうど良い長さに整えて。 お家で長く楽しんでもらえるように、できるだけ蕾の状態のものを選ぶ。 これは僕が昔から大事にしているこだわり。 何でもない日にこそ、花を買うって素敵だと思うんです。 花は僕たちの暮らしに彩りを与えてくれる、魔法のような存在だから。